プチ・溪水美術館・S邸

S氏は 自らが設計した洋風の家に、

3年前から住んでいます。
始めて訪れた時、豊富な空間に 私の作品を

並べて見たいという 欲求に捉われました。

我が家に 眠っていた展示会に出展した作品を

持ち込んで 飾って貰いました。

作品が 水を得た魚のように 生き生き見えました。

山頭火のこの句は 極貧時代に出逢った思い出の句。

上の「孫子の兵法」は私の処世訓のひとつ。

 

左上から順に

夕焼け小焼け(2001・5)

甲骨文で書いた「動物たち」(2003・10)

丁寧(2006・3)は藤の蔓で書きました。

般若心経 30年前に100枚以上書いたそのうちの1枚

大道(2007・8)稲の取り入れを終わって10日ほど

   経った時、生えてくる2番穂(ヒツジ)を束ねて

   即席で書きました。

運根鈍 ろうけつ染めの 暖簾は和風より洋風の部屋に

    似合いそうです。

2014年7月2日(水) 半夏生 旧暦6月(水無月)6日 No14