
私の街の敬老会には 75歳以上の方が招かれ、
その中で 百歳お一人、米壽18人の方に記念品
と「お祝いのことば」が贈られます。
私が 賞状の揮毫を担当して6年目「溪水さんの
書いた賞状を貰うのが、楽しみ」と街の知り合い
に、声をかけて貰うのが嬉しいです。
賞状を書きながら、思うことがあります。人生には「米壽の壁」があるのではないかと。88歳直前まで、お元気に働いておられた方が、ある日、突然入院と聞いて驚くことがあります。壁をうまく通り過ぎれば、天壽を全う出来るのに ちょっとした油断や怪我をして 身体を壊しておられる人がいます。
「人は 30,40を越えては おとろえゆくものなれば・・」と言う良寛の有名な書翰がありますが、人は それぞれの機能を少しずつ失いながら、緩い右肩下がりのカーブを 描いて衰えてゆきます。
その点を 先ず認めて暮らせば、それなりに生きられるのではないかと
思います。
コメントをお書きください
池﨑 浩美 (木曜日, 16 10月 2014 16:08)
一枚一枚手書きなんですね。ステキ!
筆耕士の賞状どころか、パソコン印刷のものが多い昨今、
みなさんお喜びでしょう。