
地元小学校6年生のろうけつ染めの授業をしました。
今年で9年目です。
一回限りの一発勝負。溶かした蝋を筆につけ、児童が考えた大切な言葉を 好きな書体で書きます。
書き上げた布は 柿渋の液で染めます。1か月程、
置いた後、熱湯で蝋抜きするのです。
この作品は コミュニティーセンターで展示した後、
卒業式の式場に飾ります。
子供達の 一生の宝になるはずです。
田舎の子供達は 美しい自然に囲まれて育っています。美しい自然は 人間の脳に、どんな影響を与えるのでしょうか。
山の紅葉は赤・黄・緑の色の変化があり、川のせせらぎと鳥の声のハーモニー、
これら手の届くところにある自然現象は 将来 創造する仕事につく人や 企業で働らく人にとって 自分独特のアイデアを 捻り出せる力を貰います。
また田舎の子供達は 家業の農林業の技術や 仕事に使う道具作り(わら細工・竹細工)の技を 周囲の大人から教わります。
50年前の人々は 柿渋を臼で搗いて 汁を作り、塗りました。防虫効果、用具の補強にもなったのです。この用法を ろうけつ染めで使いました。
昔から伝わる伝統技術と 学校で習う知識とを重ねれば、大きな力を発揮すると思います。
2014年12月7日(日)大雪 旧暦10月16日 NO25
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池﨑 浩美 (水曜日, 10 12月 2014 18:15)
素敵、ステキ、すてき!!
この小学校の子供たちはなんて幸せなんでしょう!
都会の小学校では「書写」の授業さえ他の授業に振り替えられたりしています。
豊かな自然は子供たちの五感を刺激し豊かな感性を育みます。
子供たちが素朴でほんとにかわいいですね。
福 (水曜日, 17 12月 2014 17:07)
母校です。
私達の頃にもあれば良かったのに、
今の生徒は楽しさいっぱいですね、
羨ましい限りです
私も挑戦したい❗️