九歳の児童が書く書には 神秘性がある

なんと自由なのだろうか。

筆で書く経験が浅い小学3年生は 知識も体験も皆無に等しい。そんな子供達が作品を創る

現場に立ち会っていると、50年以上も書に

携わっている私は たくさんの物を修得したが

また、失ってしまっている物も多いと気づきました。

起筆点は指導しますが、線を引くのは子供自身です。私が思っている方へは線を

引いてくれない。子供自身が書いた偶然出来た線と形。計算しない無作為の書。

私達大人では 為しえない創作の醍醐味です。

大人達は どうして作為的になって、小さくしてしまうのでしょうか。

大自然の神秘を感ずるように 子供達の持つ神秘性に 私が求める書の秘密が

あるように思います。書を指導しながら、子供達から学ぶ「ギブアンドテーク」の関係を続けたいものです。


昨年暮れから 今年初めにかけて五歳、九歳、11歳の子供達に 作品を書いて貰いました。地元のコミュニティーセンターに 順次 作品を陳列して、街の人に見て頂いています。


2015年1月20日(火)大寒 旧暦 師走12月1日 NO28

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    松場 (火曜日, 20 1月 2015 22:39)

    いいですね