
あさって4月7日は「ののぼりさん」の
お祭り。60年程前は野登山(851m)上寺まであるいて参拝する善男善女で大賑わいだったが、山頂まで車で行けるようになってから、寂れてしまいました。
当代住職(第53世・道山磨輝氏)に 地元の絵と書の作家二人の競演と言う形で企画され、揮毫依頼されたのです。
釈文「山は天竺(インドのこと)の檀林(栴檀林の略・僧の学問所のこと)を
模して名づけ、寺は仙朝上人を拠りどころとして草創成る。国見石は高く、猶
景を記し、千枝の杉は 朽ちて今は只 名を伝えるのみ。(市古文書より)
釈文「乾坤大地(仏の光明は)照らさざる處無し」<一の間>

野登山は千百年前の延喜10年(西暦910年)4月7日に落慶法要。醍醐天皇の勅願所として 仙朝上人に詔勅をこうむり、住持に任命したと、寺の縁起にあります。
このような古刹に 私の書を残せる巡り合せは なかなかありません。後世の人や 広く世間の人達の評価に耐え得る作品にしなければ と言う思いで、構想を練り、正月休みを利用して書き上げました。(この看板は1998年に揮毫したもの)
2015年4月5日(日)清明 旧暦 如月 2月17日 NO34
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原 村人 (火曜日, 07 4月 2015 11:01)
今日は村祭り<ののぼりさん>ですね。天気はどうですか。こちらは昨日と打って変わり、冬にもどったような寒さです。ご無沙汰です。野登寺の襖、集大成の意気込みが感じられ、素晴らしいと思う。是非、いちど見てみたいですね
池崎 (火曜日, 07 4月 2015 16:03)
直に拝見して、その息遣いと迫力を感じたいです。