雪舟を模写して 筋トレしました

雪舟等楊(1420~1506?)は遣明船で中国に渡り 南宋時代の水墨画を勉強しました。(48歳)

明の皇帝や宮廷画家から高い評価を受け、「天童第1座」・「日本画聖僧」の称号を受けて帰国しました。

そして今、中国の画家は「雪舟シンポジウム」を開いて 雪舟を学んでいます。

私はゴールデンウイークを利用して 雪舟を模写しようと試みました。書の描写力を 高めるための筋トレ

です。

雪舟の筆は「即興曲」のように自在に動きます。とても真髄には届きませんが、

3日目になって ようやく形が出来ました。この「即興性」は私の課題です。

絵に興味を持つきっかけになったのは 絵本作家の故伊藤 昭先生の助言です。

「書を勉強するにはスケッチをしたらよい。今まで見えなかった書の形が 見えてくる」その助言は適切でした。同じ古典を 臨書しても以前とは 捉え方が

異なってきたのです。

画はちょっと点が狂っても 形になりませんが、書字はその点 曖昧です。

絵を書く作業は 他の分野でも 深く物を見る 習慣がついたようです。


  2015年5月6日(水)立夏  旧暦 弥生 3月18日 NO36

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コメント: 1
  • #1

    池﨑浩美 (金曜日, 08 5月 2015 17:49)

    う~ん、たしかに・・・
    わたしも模写してみよう。