天災は忘れた頃に必ずやって来る

台風15・16号が接近しています。広島市安佐南区の土石流災害から 1年経ちました。私の地区では 昨年9月の台風11号で 岩石の崩壊がありました。

土石流の恐れを 専門家は警告しています。

広島の災害ニュースで報じられる言葉の中に「花崗岩」「50・60年で風化」

「真砂土」と言う単語を耳にして、私の地区と共通する部分が 多いのに驚いています。

花崗岩には風化しにくい「石英」、風化しやすい「斜長石」「黒雲母」「白雲母」などが含まれ、熱膨張率が異なるため、暑さ寒さによって お菓子のバウムクーヘンのように 花崗岩質の山は少しずつ、我々の見えないところで 風化しているようです。


テレビを見ていると、80・90代のお年寄りが「こんな大雨は生まれて始めての経験」と言う言葉をよく聞きますが、最近の気象条件は 今までの経験則では

測れない事態です。気温が0.2度上がると、水蒸気を発生、水滴が出来て積乱雲が出来る。それは平年比の三倍だそうです。

東シナ海から帯状の水蒸気が日本列島に流れ込んで「短時間豪雨」をもたらす。

その雨雲が 何処に停滞するかで、何処ででも「土石流災害地」になり得ます。

1974年(昭和49年)この地区を襲った豪雨は「四九災・しくさい」として年配の人には記憶されていますが、若い人は知りません。

「災害は忘れた頃に必ずやって来る」から、せめて自衛策としてひまわり8号から

送ってくる映像や、テレビが報じる気象情報の数字を参考に 防災に備えたいと思います。


  参考(気象庁発表)

「雨の強さと降り方」●10ミリ(傘をさして凌げる)●30ミリ以上(バケツをひっくり返したような激しい雨)●50ミリ以上(滝のように降る雨)

80ミリ以上(息苦しい程の圧迫感、恐怖を感じる)


  2015年8月23日(日) 処暑 旧暦 文月 7月10日  NO43

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コメント: 1
  • #1

    ひろみ (火曜日, 25 8月 2015 18:49)

    ほんとですね。
    今日は台風15号が北九州を直撃しました。幸い私の周りに被害はありませんでしたが、多くの地域に避難勧告が出ました。こんなこと初めてです。人間があまり勝手なことをするのでお仕置きを受けているのかな。