あなたは 何故 疲れた顔して、元気がないの?
「宿題が出来なくて、ママに叱られたの。パパに言いつけるって言われたの」
知り合いの ヤッちゃんが泣きそうな顔で 私に告白した。
ヤッちゃんのお家は、学校の勉強も行儀の躾も厳しい。他人に迷惑をかけない
ようにと、幼稚園の頃から恥をかかないよう 排便、排尿、かたずけ等厳しく
躾けたらしい。ヤッちゃんは 一見礼儀正しいが、子供らしさがない。どこか
大人の顔を気にしている。他の子どものように 笑わない。
「どんな宿題?」「ヤッちゃんの面白いことって何?」「楽しい事って何?」
僕の問いかけに、少しづつ気持ちがほぐれて 顔がほころんできた。
そのあと 生き生きして、伸び伸びした字を書いた。
脳をプレッシャーで押さえつけると 固まって動かなくなる。脳が委縮するから
楽しい事も 面白い事も湧いてこない。発明・発見もない。この事は大人も同じ
欠点ばかり並べて指摘すると いいアイデアが思いつかない。
昔の子供は 自由にのびのびと 時間を忘れて遊んでいた。傍らではママがニコニコ笑って 見守っていた。お母さんの歌う「子守唄」も懐かしいなあ。
今の大人は 子供を性急に「教育」しようとしている。脳の生育は 十人十色、資質も 人によって異なり、その子の脳の袋の大きさは 決まっている。
その子に応じて 少しずつ付加を増やし、少しずつ、親の庇護から離して 自ら生きる力を 身に付けさせたらいいのだ。
子供は大人の後ろ姿を真似て 大きくなっているのだから、ママがキチンとしていれば 行儀も勉強も心配はない。
子供の脳を委縮させているお母さん、余りプレッシャーをかけないでくださいね
今年のノーベル医学・生理学賞の大村智先生は、子供時代 ガキ大将で余り勉強しなかったと言う話を聞いて、ホットした親御さんもいるのではないでしょうか
2015年10月8日(木) 寒露 旧暦 葉月 8月26日 NO46
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きさらぎ (月曜日, 20 3月 2017 15:56)
ママには見えないものが第三者には,とてもよく見えます。なぜでしょう。みんな個性があってステキですよね。