菜根譚と木簡・残紙


菜根譚 136章

部下に対する心得は「功績と過失をあいまいにしてはならぬ。それを混ぜてしまうと、人は惰堕の心を懐いてしまう、つまり やる気を失ってしまう。」(1984年日展出品・落選)


菜根譚 前58章

「苦心の中、悦びの心あり、得意の時、失意の

悲しみが産まれる。」


(1983年 第1回読売書法展出品)

10月22日(水)22時 NHK2チャンネルの「菜根譚」を視ました。

私は30年前、菜根譚ばかり書いていました。

菜根譚は 亀井勝一郎と同じく 折々の岐路で指針を示してくれた私にとっての人生指南書です。

22日の解説の中で 1984年の日展出品作「功過(功績と過失)不容少混混則人懐惰堕(だき)之心」が扱われていて、懐かしい思いでした。


菜根譚は今から400年前、洪自誠(こうじせい)が儒教や仏教を基に 書いたもの。本場の中国よりも日本の実業家・政治家らによく読まれているようです。


時期を同じくして、「木簡・残紙」を私の研究テーマにしましたが、書壇では

当時 まだ市民権を得ていませんでした。先輩の勧めで「王羲之」の形と「木簡・残紙」を融合して 創作して見ました。

そのテキストは 40年前、京都の古本屋で見つけた「木簡放秀」(1965年

札幌市・創人会出版 300円)です。

その後 購入した豪華本より余程内容が充実していて、ボロボロになるまで使い切りました。吸収し尽くした言う感じです。


 2015年10月24日(土)霜降 旧暦 長月 9月12日 NO47

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コメント: 4
  • #1

    ひろみ (火曜日, 27 10月 2015 23:20)

    BSの「100分で名著」私も見ています。私はこの番組で初めて菜根譚を知ったのですが、松井さんこれを書かれていたんですね。

  • #2

    Alesha Shah (木曜日, 02 2月 2017 00:00)


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  • #3

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