街中にある溪水の書10選

連休の晴れた日、街角にある私の作品を

見て歩きました。書道を始めて53年に

なりますが、私の仕事を 俯瞰的に見る

のも意味があるのではないかと 思った

のです。

 

左の作品は ショッピングセンター会議室

「功を建て業を立てるは多くは虚円の士なり。事を僨(やぶ)機を失うは必ず執拗の人なり」(菜根譚197)制作1986年日展

 

市文化会館

「北固山に寄せては返す大波小波

 洛陽城内を吹く風に揺れ動く塵の軽さよ

 世事は思うようにならぬ

 今の人も昔の人も同じだろう」

   劉禹錫(りゅううしゃく)の詩

 制作1986年 第3回読売書法展

上から順に 母校中学校創立40周年記念に寄贈。「こんなに急いでいいのだろうか」(谷川俊太郎詩)。同校創立50周年を記念して校章のロゴを書く。

野登山登山口の看板野登寺庫裡の襖2題常信寺本陣の額「安穏」

 

母校高等学校の校歌額(2014年6月)。公民館の看板橋の欄干(1984

坂本棚田のバス停留所「いっぷく停」。鈴鹿市「福寿寺」。亀山市「慈恩寺」。

 

私が本格的に創作出来るようになったのは、40歳を超えてからです。書家と

しては遅咲きです。それからは精力的に 日展など公募展出品の場を借りて

世の中にメッセージを送るように 作品を書き続けました。それを公共施設に

飾って貰ったのです。依頼を受けて揮毫した看板などの作品を含めて紹介したいと思います。

 

  2016年5月5日(木)立夏 旧暦 3月29日  NO61

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コメント: 2
  • #1

    ひろみ (金曜日, 06 5月 2016 16:07)

    「福寿寺」が好きです

  • #2

    きさらぎ (土曜日, 01 4月 2017 18:48)

    美しい亀山の地に書の花が咲き,街中がご自身の美術館になるなんて何と素晴らしいことでしょう。ずとずっと咲き続けます。お幸せですね。