
6月末、京都市美術館で「第38回日本新工芸展」を見ました。貴女の染織の作品を拝見して
驚きました。お母様のご案内で 大阪・茨木の個展で見て以来ですから。
ご精進の賜としての この作品は染織なのに
絵画としての構図も色彩も素晴らしく、どんな技術で制作されているのか興味がわきました。しっかりした原画を元に染色するプロセスは 異業種の私の仕事にも 参考にさせていただけそうです。
この絵のような風景は 私の田舎でもよく見られます。「どこか遠くへ」の題名は神秘的で
夕日に彩られた雲の色は 哀愁を漂わせています。(作品の大きさ 149×115㎝)

「日本新工芸展」は以前にNHK「日曜美術館」で紹介されましたので、名古屋会場でも見ましたが、審査員が「充分な意見交換と慎重な判断で選出」したと言う
通り、日本の物作りの代表が集まった傑作群でした。
3年前に亡くなられたお母様は キョウコの将来の仕事が楽しみと 言っておられましたから、、この作品を見られたら どんなに喜ばれたことでしょう。
2016年7月7日(木) 小暑 旧暦 6月4日 NO65
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