穭(ひつじ)筆で書きました

8月下旬に刈り取った二番穂も こんなに伸びました。

俳句では二番穂のことを「穭」(ひつじ)と言うそうですが、お百姓さんが田んぼを鋤いてしまうと土の中に埋もれてしまいますから、その前に

ハサミで少しだけ失敬しました。

写真のように筆状に束ね、くくりました。

 

二三枚試作を重ねて、コツを掴んだら、愈々本番

です。墨つぎ、送筆速度は 微妙なさじ加減が

必要です。

画数の多い文字は穭筆に 適していませんから、

画数が少なく点画が少なく、点画がリズムよく

連綿している文字を選びました。

「開也」(かいや)<碧巌録>

門は開いている。何処から入っても可。

「雲遊」(うんゆう)

雲が自由自在に 大空を放浪する。

  2016年10月8日(土) 寒露 旧暦9月8日  NO71

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コメント: 1
  • #1

    ひろみ (木曜日, 20 10月 2016 14:55)

    穭 初めて知りました。
    なんでも筆になるのですね。