子供たちよ 小さい内に脳を鍛えよう

毎年10月から1月は子供にかかわる行事が続きます。すべて地元優先ですが、

幼稚園の年長(5歳)が自分で作った俳句を筆で書く「筆遊び」、小学生1年の縄綯い授業、小学生3年生の「でか書道」(大きい紙に書くので子供達が命名しました)、小学生6年生の「ろうけつ染め」です。

学校が募集した「教育ボランティア」に応募して10年が経ちました。

 

最近、身近に乳幼児が現れて、観察の機会が多くなったので よけいそう思うのですが、人間の脳はモノを見る「後頭葉」と音を聞く機能「側頭葉」が発達し、

運動機能・コミュニケーションを担う「前頭葉」へと成長していくそうです。

周囲にある物事になんでも興味を示し、全身で喜びを表し、脳の中味がどんどん詰まっているなと思います。こうして一人前の脳として完成するのが12歳頃だそうです。

上の石井桃子さんの詩は 脳科学で証明された世界を別の視点から表現したもの

ですが、私も自分の経験上、机の上の勉強より川遊び、木登り、木や竹を使った

竹馬、四輪車など子供時代の遊びの経験が 今の書業に役立っています。

 

外山滋比古さんが1986年(64歳)に上梓した「思考の整理学」が今ベストセラーになっていますが、その中に論文のテーマを考え出す事が出来ない大学生が紹介されています。今の学校は 自ら飛べない「グライダー人間の訓練所」だと言うのです。組織の一コマとしてなら、グライダー人間でいいのですが、芸術家や研究者の道へ進む人は 自らのエンジンで飛ぶ飛行機人間でなければなりません。

 

私の地元の幼稚園や小学校では 地域の大人達の協力で、この地域ならではと言う総合教育に取り組んでいます。都会に較べて学力は落ちるかも知れませんが、誰も思いつかないアイデアやヒントは醸成されていると思います。

 

  2016年12月7日(水) 大雪 旧暦 11月9日  NO75

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コメント: 2
  • #1

    ひろみ (火曜日, 13 12月 2016 16:07)

    100%賛成!!
    今の学校教育は問題を解くことばかり教えるけど
    社会に出れば 問題を見つけることが大事になります。
    子どものうちに五感を使っていろいろ体験することが
    心を育てるのだと思います。

  • #2

    溪水 (水曜日, 14 12月 2016 14:06)

    最近、学力試験の順位がニュースになっていますが、少し違うなと思います。
    点数が低くても ゼロから作りだす能力こそ、これからの日本に必要ではない
    でしょうか。