
12月16日(金)~20日(火)まで 喜多芳文君と「喜寿を迎える同級生の書画と木魂展」を開催。連日多くの人が観に来てくれました。
同級生、地元の人達、親戚縁者、OB仲間達は作品鑑賞しながら、観客同士の交歓風景が見られました。
喜多も私も 勉強よりも遊び廻っていた少年時代を過ごしました。戦後の田舎は
子供も労働力の一つ。家では勉強はさせて貰えませんでした。しかし、そんな中
大自然の中で炭焼きや農業の手伝いをしながら、大人の仕事を見て、生きるための必要な何かを学んだのだと思います。
二人の共通点は 勘考(工夫)の発想源が無尽蔵にあることです。自然界には
当たり前に ヒントやアイデアが転がっています。
喜多は今でも 松茸狩りの名人だし、登山を趣味にして どこか樹木に繋がっている。
松井は 書を志した気持ちのルーツを探し辿っていくと、反面教師として見ていた 今は亡き父の文字を書く姿だと気づいたのです。
この展示の期間中が 父の命日でしたが、享年が今の私の年齢です。自分の根っこが解かった気がして、この廻り合わせに感謝です。
書だけの展示では解からないことですが、コラボレーションは双方の信頼と遠慮のない本音の上に成り立ちます。私は期間中、観客の皆さんが調和をどのように観ておられるのか、興味津々でした。
今年一年 私のホームページを読んで下さいましてありがとうございました。
良い新年を お迎えくださいます様 お祈りいたします。
2016年12月21日(水) 冬至 旧暦 11月23日 NO76
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真樹子 (水曜日, 21 12月 2016 19:47)
時間の都合がつかず、うかがうことができませんでした。残念です。先生と喜多さんのコラボに、さらにたくさんの方々の気持ちがコラボし、素敵な展覧会だったと思います。
ひろみ (金曜日, 23 12月 2016 13:10)
たくさんの来場者(失礼ながらそんなに都会でもないのに)や
場の雰囲気(なんと和やかな空気でしょう)から
お二人の人柄がしのばれます。
松井さん、精力的な作品制作 尊敬します。
来年も いろんな発信 楽しみにしています。