
1月15日の大雪は屋根瓦を落とし、野菜ハウスを潰し、垣根はボロボロになりました。
私は友人の竹林から孟宗竹を貰い、2週間
かけて垣根を完成しました。
業者に頼めば、もっと早く綺麗に出来る筈ですが、手作りにこだわりました。
大まかな設計図は書いたのですが、図面通り出来ません。大雑把な仕事です。
写真説明 竹を4つに割る。割った竹を並べる。ビスで板に留める。
垣根作りは雪で傷んで、新調の必要がありましたが、もう一つの理由がありました。それは倉本聰さんの「北の国から」(毎週日曜日フジテレビ)を見ていて、
私が忘れかけていた手作りの原点に背を押されたからです。
このドラマは出演者の長期間にわたる成長も ロケーションもリアルです。
自然の中で 無から物を作り出す過程は痛快で 懐かしいものがありました。
私の子供時代は当たり前に手作りでおもちゃを作って遊んでいました。古いミカン箱に4つの輪(丸太を輪切りにして、穴をあける)をつけ、自家用車?を作ったり、孟宗竹の先端を火であぶり、スキーの橇を作ったり、古材を使って 木の上に小屋を建てたり、主人公の黒板五郎がやっている小規模な手作りは遊びの中で日常茶飯事やっていました。
書の作品作りも その頃の延長線上にあるように思います。作品のテーマを決めたら、どのように書くのか どんな材料を使うのか。垣根作りと一緒です。
その過程の工夫が楽しいのも一緒です。
2017年3月20日(月)春分 旧暦 2月23日 NO82
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まきこ (火曜日, 21 3月 2017 22:17)
先生手作りの垣根、ぜひ拝見したいものです。時間を作って連絡をいたします。
ひろみ (金曜日, 24 3月 2017 15:15)
すてきな垣根ができましたね。
緑がとてもすがすがしいです。
梅の花と遠くに見える山もすてき。
きさらぎ (月曜日, 27 3月 2017 19:02)
垣根つくり、無の境地であられたことでしょう。書作においてもそうありたいと思います。難しいことですね。