
今日は久しぶりの雨。田んぼの水も少なくなっていたから、恵みの雨です。今までは梅雨期と言うのに カラリと晴れた日が続きました。
揮毫する場合、湿気がなくて、2~3日何の
予定もない時が最適です。
あらかじめ用意してあった語句から 気持に
引っかかったものから書いていきます。
「欣喜雀躍」(雀が小躍りするように喜ぶ)「陰徳陽報」(人知れず善行を積めば必ず良い報いとなって現れる)「旭日昇天」(昇る朝日のように勢いの盛んなこと)「惻隠之心 仁の端也」(思いやりの心は仁の始めなり)「本来無一物」(元々何も持っていないこと)「遊戯三昧」一心不乱に遊び楽しむ)
一枚目が上手くいくと、その後の調子がよろしい。「成功体験」が進捗を左右します。5枚も書くと集中力が途切れ、筆の疲れ(乱れ)が出て 自分の感覚と
筆触が合わなくなります。
出来上がった作品を広い部屋で眺めて見たら、自然にスーと書けたのは抵抗なく見られますが、作為的に書いたのは品が悪い。

揮毫している途中で6月10日東名高速道路でとんでもない事故が起きました。「空飛ぶ車」との衝突事件です。バスに乗っていた47人は運転士
山本良宗さんの機転で、命を救われました。
咄嗟の間に「排気ブレーキ」を引き、わずかにハンドルを左に切っています。
お蔭で大事故にならずにすみました。この臨機応変の処置は 日頃から「乗客の安全」を守るために運転手さんは シミュレーションをしていたに違いありません。
ニュースを見て、私の好きな言葉「臨機応変」を書いて見ました。日本語なら何と言うのだろうと考えて「咄嗟の判断」と付け加えて見ました。
2017年6月21日(水) 夏至 旧暦 5月27日 NO88
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まきこ (金曜日, 23 6月 2017 22:47)
カラッと晴れた日に書くのは最高に気持ち良いですね。気分も良いし、筆も良く動く!墨も紙もご機嫌!さて・・・出来上がりは どうでしょう?
ひろみ (土曜日, 24 6月 2017 18:48)
横もの作品を左から書くのは 読みやすいですし 現代では「あり」
だと思います。
ですが「惻隠の心」の作品のような落款が入る場合は 私は古来の書き方の方が
しっくりくるように思います。
松井溪水 (日曜日, 25 6月 2017 14:32)
おっしゃる通りです。違和感なく読めることが大切ですから。