
今日は 七夕まつり。七夕飾りは我が家の恒例の行事です。私は 10枚ほどの紙を渡されて、願い事と感謝の言葉を書きました。家族の平安を願う事はいつもの通りですが、台風3号で被災された福岡の人々が「これ以上、辛い思いをしませんように」と「国のリーダーが正しい政治をしてくれますように」と書きました。
1974年(昭和49年)7月25日、亀山も未曾有の
豪雨に見舞われ、陸の孤島になりました。私達は
「四九災」(しくさい)と称して、記憶を共有しています。
国の行く末は これで良いのだろうか? 余りにも遠くて手の届かないもどかしさにやきもきしています。「こんなことも解らないのだろうか?」と中学生の時に教わった「瓜田李下」(かでんりか)「李の下で冠を被りなおすな、疑われることをするな」私の骨身に浸み込んだこの言葉を 雲の上の人に届けたいと思います。

上の言葉は「君子の処世訓」として、漢の武帝が設けた「楽府」(ガフ・音楽所)で謡われていた歌謡です。「高い官職にある君子は 嫌疑の係る処におらず
未然に防ぐため、瓜畑で履物を 履きなおそうとしてはならない。瓜を盗むのではないかと、疑われるぞ。李(すもも)の木の下で冠を被り直したりするな、李を盗むのではないかと疑われるぞ。疑いをかけられるような行為は慎め」という内容です。
私の住む地方でも「役職についたら 身内の利になるような依怙贔屓(えこひいき)はするな」「スーパーで買い物するときは 万引きを疑いをかけられるような行為はするな」等のモラルが、庶民の世界で生きています。
子供たちは大人の背を見て育っています。大人がしていることを真似します。
「立派な人になりたい」と思っている子供たちを裏切っってはなりません。
2017年7月7日(金) 小暑 旧暦 閏5月14日 NO89
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