
気候不順のこの頃は 季節感が定まりません、。桜の花は10日程早く咲いて、もう散ってしまいました。華やかな桜に較べて野に咲く花は 地味で余り目立ちませんが、美しく強く存在しています。「小さきは小さきまゝに花咲きぬ野辺の小草の
安けきを見よ」<高田保馬の歌>
この冬は寒い日が続いて、仕事場で揮毫する気が起こりませんでした。しかし、4月に入って暖かい日が 続くと俄然「書きたい」言う気分が起き、全紙に一気に「沈思黙考」「ひとつ先しか考えない」を
書きました。
私の身に心穏やかならぬ日々が続いたのですが、日頃から座右の銘にしている
この二つの言葉を つぶやきながらトンネルを抜ける事が出来ました。
言葉の力は大きい。「困難に遭遇したら、課題を横に並べるのでなく、縦に積んで上から順番に解決しなさい」は若い時に学んだ教訓。 「一つ先・・・・」と同義語だと思いますが、ひとつひとつ全身全霊で考える習慣を身につければ、遠い先の憂い事(杞憂)で心を弱らせることはないと思うのです。
2018年4月5日(木) 清明 旧暦 2月20日 NO107
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