稲刈りも最近は 機械でしますから、藁の確保が大変です。70代の「師匠」達が招かれて子供たちとお父さん、お母さんを指導しますが、私もその一員として参加しました。
私のしめ縄作り歴は 60年になりますが、大阪で生活するようになって無性に
田舎の文化に懐かしさを感じ、帰省するたび 父の作り方を傍らから見て、覚えました。だから、作り方の基本は同じでも 付属品の飾りつけは父譲りです。
飾り付けの三点セットは「橙」(だいだい)・裏白(うらじろ)・「紙垂」(しで)。神様はシンプルがお好きです。「橙は熟しても落ちないので<繁栄>を意味し、裏白は表裏のない<純真な心>を、紙垂は、<稲の力>を表す」そうで、昔の人は 神様に向かって純朴に祈りながら 作ったのだと思います。
作り方は どうしたら伝わるか。重要なポイントの単純化は 書作品の作り方と一緒です。無駄な言葉が多いと伝えたいことも伝わりません。そのコツを数年前に掴んで 実施したら面白いほどの成果がありました。
我が家のしめ縄作りは28日です。色紙書きと同じく一年の締めくくりの「行持」(ぎょうじ)として、新年を迎えたいと思います。
今年も「二十四節気・つれづれなるままに」を見て下さいまして有難うございました。来る新しい年が 充実した良い年でありますようにお祈り申し上げます。
2018年12月22日(土)冬至 旧暦 11月16日 NO124
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