いのししの色紙を書きました

元旦は平穏な日差しに恵まれて 幸せな気持ちになりました。何か良いことがありそうな そんな気がして、嬉しい正月でした。

12月いっぱいは 120枚のいのししの色紙を書きました。猪は今では有害動物で嫌われものですが、私の家の屋敷に現れることもありますし、2、3日前、同級生の U君は子連れの3頭を捕獲したそうですから 猪は私達にとって身近な動物なのです。

色紙は例年のように近所の方や 友人知人にプレゼントするのですが、一般の人と書画が一番近しい関係にあると思います。

色紙描きは一見面倒で 書に関係ないと思われがちですが、動物の絵は 目鼻の位置や足のカタチで 別の動物に成りますから、集中力が大事です。この「臨画」が「臨書」に通じます。事細かい部分の描写力は 古典の観方や取り方に 大変役にたちます。

20年程前、絵本作家の伊藤昭先生が 私の作品を見て「草花のスケッチをしてみたら」と勧めて下さったのが始まりです。

 

  2019年1月6日(日) 小寒 旧暦 12月1日  NO125