
最近の子供さんを見ていると、将来どのように生きていくのだろうかと不安になります。
世界の動きは「シンギュラリティ」とか「グリット」のように聞きなれない言葉が飛び交っています。10年から30年後には半数近くが機械にとって変わられ
現在の職種が無くなっていると言う予想は 現実となるでしょう。
人の真似をしていれば安心と言う生き方は、誰かに依存することですから、決して充実した人生にはならないでしょう。
2020年には日本の教育も 数値で表せない「非認知能力」教育を取り入れるようですが、指導する人が大変です。
アメリカでは60年も前から 大学奨学金を得るための「コンクール」が行われていて、知力、コミュニケーション力、特技、体力、自己表現力、の配分で2週間にわたって審査され、最も名誉のある賞だと言われています。
「非認知能力」と言う いかめしい言葉も50年も前に学校現場や家庭の中にあったものです。①やりぬく力。②くじけない力。③自分を肯定する力。④想像する力。⑤問題を見つけて解決する力など、私達子供時代には環境がそれを可能にしました。春と夏の農繁期に家の手伝いをしたり、自然の中で何もない所から遊びの道具を作ってしまう。ところが、現在は家の手伝いもないし、外で遊ぶと言うこともしなくなりました。子供達は何処で鍛えられるのでしょうか。
子供は小さな成功体験を 積み重ねて大きな人間力を養うのだと思いますが、一つのことを終わりまで成し遂げないから、自己肯定感が育たない。自信の持てない人が増えるのです。
これからの社会や企業が求める人材は 学歴や成績だけでなく、やりぬく力GRITのような「非認知能力」の持ち主なのです。
2019年(令和元年)10月8日(火)寒露 旧暦9月10日 NO143
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