「緊急事態宣言」が出て、私の住む地方でさえ、何もかも積極的に自粛し、人々は逼塞状態です。公共施設は使用不可、私も出張レッスンによって糧を得ているフリーランスですから、大幅な収入減ですが、時間はたっぷり出来ました。
そこで日頃出来ない創作プログラムを 試みる事にしました。いつもなら自由な時間が3日間取れた時だけ、作品作りをするのですが、準備、構想、揮毫と慌ただしく進めます。ところが一ヶ月間もあると「ああでもない、こうでもない」とイメージし、庭木の剪定やたき火をして汗を流し、古典などの文献を余裕を持って眺めることができる。このゆとりが創作には大切なのです。
教えることは「論理」が脳の大半を占め「感性・イメージ」は片隅に押し込まれます。作品を書く事は その反対で「理屈」は邪魔になるだけです。書道の先生の書く作品がつまらないのも、この辺に原因があるのかも知れません。
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