
コロナ禍でも 恒例の「ろうけつ染め」を実施しました。地元小学校6年生の卒業記念制作ですが、「わらべ染め工房」(村上基子さん・駒田やす代さん)の協力を得て本日20日無事終わりました。
終わった後の子供達の表情は 大仕事を 共にやり遂げたと言う雰囲気でした。
作業が始まる前に 私が30歳で栗原蘆水先生の内弟子に入った その初日に
「一回で間違いなくやれ‼」と厳命されたことを披露して、子供達に集中力の
心構えを伝えました。
私は30歳までは 国鉄の車掌をやっていて、車内で発売する乗車券の点検は各車掌の責任、現金と発行切符の金額が合わないと、電報を打って訂正する仕組みがありました。
その癖がついていたので見直しをしていたら、先生のカミナリが落ちたのです。
一回で間違いなくやる習慣は以後50年、日常生活でも 創作の時も取り入れて続けています。
仕事が終わった後、点検見直しをすればよいと思って作業するのと、一回だけと思って真剣勝負で作業するのとでは 違います。時間の無駄がないし、ミスがない。
子供達は 私の叱咤激励を理解してくれて、問題なく自分たちの一枚だけの作品を仕上げました。
社会人になって 仕事をするようになった時、「一回で間違いなくやる」方法でやれば、深くて良い仕事が出来る人になるのではないでしょうか。
2021年(令和3年)1月20日(水)大寒 旧暦12月8日 NO173
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