五黄の寅年

今日は冬至。二十四節気の起点でもあり、一年の起点でもあります。日中 最も日が短くなり、この日を境に太陽が生まれ変わり、陽気が増え始める。悪いことが続いた後、幸運に向かう願いから「冬至」のことを「一陽来復」と言うそうですが、この言葉は皆さんに好まれてよく揮毫を頼まれたものです。

また、日本ではこの日、柚子風呂、冬至粥、かぼちゃを食べる風習があり 我が家も長い間、それに倣っています。

二十四節気を時計の盤上になぞらえて書き入れると、12時の所に冬至、6時の所に夏至、9の所に春分、3の所に秋分が位置し、その間に立春、立夏、立秋、立冬が対極するようにあります。「二至・二分・四立」が二十四節気の基本になる所以です。

皆さんにプレゼントする正月の色紙に書く「吉語」を探していたら、令和4年(2022年)は「五黄の寅年」に当る事を知りました。「ゴオウノトラ」と言う呼び名は聞いた事がありましたが詳しくは知りまん。

先ず、「九星」(一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星)と「十二支」(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)を組み合わせていくと36通り出来ます。

その中でも帝王の星とよばれる「五黄土星〕(九星)と「寅」(十二支)の最強のコンビが組み合わさる令和4年は「五黄の寅年」と言い、最高の運気が高まる年だそうです。

 

今年はコロナウイルスの感染で 世の中は静まり返り、人々の心の中にも暗い影を落としています。「五黄の寅」のイメージは精神的に力強く私達を 後押ししてくれるのではないでしょうか。

新しい年は 皆様の頭上に良いことが訪れますようお祈りいたします。

 

この一年「二十四節気つれづれなるままに」をお読み下さってありがとうございました。

 

2021年(令和3年)12月22日(水)冬至 旧暦11月19日 NO195