子供の日を祝うかのように、街には鯉のぼりが はためいています。しかし、
15歳以下の子供の数は年々減って、1435万人。政府も減少傾向を食い止めようと施策を打ち出していますが、よく見ると枝葉の所を触っているに過ぎません。「教育費は国が負担します」ぐらいの方針を示さないと 安心して子供人口は増えないと思います。
20年程前からボランティア活動で子供達の安全を守るための「見守り活動」をしていますが、子供の減少と共に子供を鍛える考え方が 無くなって来たように感じます。たった2・3キロの道を車で送迎する光景を目にすると「ひ弱い人間を作ってどうするんだ」と内心歯ぎしりをしています。
医学の発達で「癌で死ぬ人」が減り、「老化予防」で益々長生きするようになりました。今や百年寿命が当たり前になり元気に活動する「健康寿命」は90歳。
15歳の子供を基準に単純計算したら、これから85年は生きることになります。この長い人生をどのように生きるかは 大きな課題です。
強い体と強い精神をつくる
自然の中で遊ぶ
受験勉強で無く 勉強の仕方を学ぶ
好きなことを見つける

最近、「AIチャットGTB」と言う物が発明されて、ほぼ完全な形で人間の質問に解答してくれると言います。多くの分野で活用する肯定派と,疑問を持って警戒する派に分かれていますが、AIに勝る人間の智恵が問われる段階が来ています。
AIの言う事と自分で感じる本能の違いを鍛える必要があります。本能を鍛える道場は何と言っても自然界です。
美術に関わる仕事を長年してきて、断言できることは「教えられた知識には
上限があるが、自然界から学ぶ智慧には天井がない」ことです。
私の場合、子供時代 野山を走り回って遊んだ経験が今、役に立っています。
2023年(令和5年)5月6日(土)立夏 旧暦3月17日 NO227
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